爬虫類びより
餌やり

レオパの餌完全ガイド:コオロギ・デュビア・人工フード比較

結論:まず知っておきたい5つのポイント

  • レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)は完全な昆虫食で、野菜や果物を主食にすることはできません
  • 主食はコオロギ・デュビアなどの生き餌。人工フードだけで育てられる製品もありますが、食いつきには個体差があります
  • 頻度の目安は幼体で毎日1回、成体で2〜3日に1回程度(個体差・季節差が大きいため要調整)
  • カルシウム剤(ビタミンD3入り)は省略できない必須アイテム。不足すると「くる病」(代謝性骨疾患)のリスクがあります
  • 食べない日が続く「拒食」は温度不足や環境変化が主な原因。詳しい対策は別記事に譲ります

以下、それぞれ詳しく解説します。

レオパは「昆虫食」。雑食ではない

レオパは完全な肉食性(昆虫食)のトカゲです。犬や猫のような哺乳類と違い、野菜や果物を主要な栄養源として消化する仕組みを持たず、基本的にすべての栄養を昆虫由来のタンパク質・脂質から摂ります。「野菜も少し混ぜたほうがいい」という情報を見かけることがありますが、野菜・果物を直接与えるのは推奨されません。栄養バランスを崩すだけでなく、消化不良につながる可能性もあります。

生き餌 vs 人工フード:4つの視点で比較

観点 生き餌(コオロギ・デュビア等) 人工フード(レオパゲル等)
栄養面 昆虫自体の栄養価に依存。カルシウム剤を別途まぶす「ダスティング」が必須 メーカーがカルシウム・ビタミンD3等を配合済みだが、製品ごとに組成は異なる
管理の手間 昆虫の生体管理(餌・温度)とストック管理が必要 常温保存できる製品が多く、比較的管理しやすい
コスト 定期購入や飼育用品込みで月々の費用がかかる 製品差はあるが、まとめ買いしやすい
見た目への抵抗感 昆虫が苦手な人にはハードルが高い 抵抗感は低いが、動く餌に反応する捕食本能から食いつきが悪い個体もいる

生き餌の代表格はコオロギ(イエコオロギ・フタホシコオロギ)とデュビア(ゴキブリの一種ですが、徘徊性が低く扱いやすいとされます)です。この2種は高タンパク・低脂肪でメイン食に向くとされています。一方、ミルワームやハニーワームは脂質が多めのため、主食ではなく「おやつ」程度に量を制限したほうがよいとされています。

人工フード(レオパゲル等)は、そのまま与えられる手軽さと栄養バランスの良さが利点です。ただし、動く餌に強く反応する捕食本能を持つ個体では食いつきが悪いケースがあります。切り替えを試す場合は、生き餌と並行して少しずつ慣らしていく方法が現実的です。

頻度・量の目安:幼体と成体で大きく変わる

  • 幼体(〜6ヶ月程度):毎日1回、頭の半分程度のサイズのコオロギを数匹与える。満腹になる量が目安(要確認:成長スピードには個体差が大きい)
  • ヤング〜成体(6ヶ月〜1年以降):2〜3日に1回程度まで頻度を落とす。与えすぎは肥満につながるため、尻尾の太さなど体形を見ながら調整する

情報源によって成体の頻度は「2日に1回」から「1週間に1回程度」まで幅があり、明確に統一された基準は確認できませんでした(要確認)。季節(低温期は代謝が落ちる)や個体差による変動も大きいため、上記はあくまで出発点として捉え、体重・体形の変化を見ながら実際の量を決めることをおすすめします。

カルシウム剤・ビタミン剤は「必須」。省略するとくる病のリスク

レオパの飼育で見落とされやすく、かつ健康被害に直結しやすいのがカルシウム不足です。複数の動物病院が公開している症例報告でも、レオパの代謝性骨疾患(くる病)の主な原因はカルシウム不足とされており、骨が変形・軟化し、重症化すると歩行異常や痙攣を伴うケースも報告されています。

レオパは夜行性で、日光やUVBライトを浴びて体内でビタミンD3を合成する量が昼行性の爬虫類より少ないとされます。そのため、昆虫にカルシウム剤を直接まぶして与える「ダスティング」が、カルシウムを確保するうえで欠かせない手段になります。ビタミンD3はこのカルシウムの吸収を助ける役割を持ちますが、脂溶性で体内に蓄積しやすいため、過剰に与えると別の健康問題を招くとの指摘もあります(要確認:具体的な過剰摂取の基準値までは確認できませんでした)。ダスティングの頻度は製品によって推奨が異なるため、購入したカルシウム剤の説明書の指示を優先してください。実際に使われているカルシウム剤はレオパの種図鑑ページで確認できます。

拒食が起きたら

餌を食べない状態が続く「拒食」は、温度不足・環境の変化・脱皮前後の体調変化など複数の原因が考えられます。この記事では餌の種類・頻度を中心に扱ったため、拒食の原因と対策については別記事で詳しく整理しています。


情報について:本記事は複数の動物病院・専門店・飼料メーカーの公開情報をもとに編集部で整理したものです。個体差・季節変動が大きい分野のため、断定できない数値は「要確認」と明記しました。実際の飼育で健康状態に不安がある場合は、爬虫類対応の動物病院への相談を優先してください。(最終更新:2026年8月)

参考にした情報源