爬虫類びより
レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)(Eublepharis macularius)

レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)

Eublepharis macularius ・ 中央〜南西アジア(アフガニスタン・パキスタン・インド北西部・イラン周辺の乾燥地帯)原産

UVBライト
不要
ハンドリング
触れ合いも可
餌のタイプ
人工フード または昆虫(コオロギ等の生き餌)
寿命目安
10〜20年程度
初期費用目安
2〜4万円

飼育難易度:初心者向け

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他の種とも比べてみたい方は5種比較表もご覧ください。

概要

ヒョウモントカゲモドキ、通称「レオパ」は、世界で最も広く飼育されている爬虫類の一つです。ヤモリの仲間でありながら、多くのヤモリと違ってまぶたを開閉できる、壁に張り付く吸盤状の指を持たないといった特徴があり、地表を歩いて生活します。品種改良の歴史が長く、体色・模様(モルフ)のバリエーションは数百種類以上とも言われます。

特徴

  • 夜行性で、日中はシェルター(隠れ家)でじっとしていることが多い
  • 性格は温和で、多くの個体はハンドリングにも慣れる
  • 鳴き声はほぼなく、集合住宅でも音の心配が少ない
  • 夕方、ケージの照明が落ちる頃になるとシェルターから顔を出し始める。モルフの多様さから、コレクション性の高い趣味として楽しむ飼育者も多い

飼育のポイント

レオパは伝統的に強力なUVBライトが不要とされてきた種で、これが初期費用・管理の手間を抑えやすい理由の一つになっています(微量UVBに関する近年の考え方はUVBライトの選び方と交換時期の目安にまとめています)。パネルヒーターで床面の一部を30〜33℃程度に保つ「ホットスポット」を作り、ケージ内に温度勾配をつけることが基本です。注意したいのは、パネルヒーターだけに頼りきる飼い方です。パネルヒーターは接触面(床面)を温めるものであり、室温そのものが18℃を下回るような環境(冬場の夜間など)では、パネルヒーターだけではケージ内の温度勾配や保温を十分に維持できないことがあります。この場合は暖突(上部ヒーター)などを併用し、室温自体の管理も含めて保温を行う必要があります。低温状態が続くと消化不良や拒食などの体調不良につながるため注意してください。乾燥・多湿どちらも避け、シェルター内は脱皮不全を防ぐため適度な湿度を保つ工夫(ウェットシェルターの設置等)が必要です。

こんな人におすすめ

レオパは、爬虫類を飼うこと自体は初めてでも、UVBライトの管理まで手を広げるのはハードルが高いと感じる人の受け皿になる種です。夜行性で日中は静かにじっとしているため、昼間に構ってあげられなくても罪悪感を持ちにくく、生活リズムに合わせやすいのも魅力です。モルフ(体色パターン)の選択肢も豊富なので、1匹で満足せず徐々にコレクションを増やしていく楽しみ方をする飼育者も少なくありません。


問い合わせで多い質問:「冬になったら急に拒食気味になった」という相談は、パネルヒーターのみで飼育している方から特に多く寄せられます。室温計を設置場所(床面ではなく空間)に置いて実測値を確認し、18℃を下回るようなら暖突の追加を検討してください。

情報について:本記事の温度・湿度の数値は、レオパの飼育書・専門店資料をもとに編集部で整理したものです。個体差や季節変動もあるため、実際の温度管理は温湿度計の実測値を優先してください。(最終更新:2026年8月)

トタン屋根の隙間に張り付くヒョウモントカゲモドキ(レオパ)
手のひらに乗せて観察するヒョウモントカゲモドキ(レオパ)
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